Tatsuro Fukuda Select 04
今回も、新旧を問わず時代を超えたセレクション(つまりは、思い付きなんですけどね)をお届けいたします。少しでも皆様のお耳の刺激になれば幸いです。
1. ZAZ / ZAZ

フランスからは、時折ドキッとさせられるアーティストが現れる。彼女の声を聞いたときが正にそうでした。フランスでは既に大ヒットとなっているこのアルバムでデビューしたZAZ(本名イザベル・ジェフロア)。そのハスキーな歌声から「ピアフ2世」との呼び声もあるが(このアルバムでもピアフのカヴァーを収録)、印象としてはピアフよりもパワフルで、ずっとスウィングしてて好きです。デビューまでにはかなり時間がかかったみたいで、ジャケットではあどけなさも伺えるけど、現在30才とのこと。過去に来日もしており、キャバレーや路上でのパフォーマンスを主に活動していたというバイタリティーの持ち主。ホントに歌うことが好きなんだなぁと思わせるパワーを持ってます。この場末感を保ったまま、シャンソンやジャズ(マヌーシュ・ジャズ)を歌っていって欲しいですね。半端なメジャー路線はナシでお願いします。
[http://www.amazon.co.jp/Zaz/dp/B003OFVIXG/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=music&qid=1283613594&sr=8-1]
http://www.myspace.com/zazofficiel
2. Whoopee Hey! Hey! - Songs To Cheer - / Janet Klein And Her Parlor Boys

おそらくパーラー・ボーイズを率いての6枚目となる本作では、前作までのウクレレ~ラグタイム路線から一新して、1920年代のダンスバンドにフォーカスしての、スウィング全開オールドタイミーなパーティーサウンド。なにやら巷ではスウィングが流行り(というか流行らせようとしてる?)なのか、某レコードショップではスウィング特集が組まれてましたが、私は昔からのスウィング好き。DJでもよくかけております。これで認知度が上がれば良い事ですけどねえ。話を戻して、このジャネット・クラインですが、グラフィック面にも才能を発揮する才女で、自信のジャケットデザインも手がけております。ビジュアルイメージも徹底してるのは流石ですね。
[http://buffalo.chicappa.jp/artists/AcousticSwing/janetklein.html]
3. The Lost Scenes Of Puss 'N' Boots / Moriarty

活動開始が1999年というからかなりのキャリアなんだろうけど、「Gee Whiz But Is a Lonesome Town(邦題:不思議の国のモリアーティ)」でデビューしたのは2年前。しかしこれがフランスでゴールドディスクの大ヒットとなり一躍人気となった、女性ヴォーカルとバックバンド4人のこのグループ。架空の家族バンドということになっていて、サウンドもバンドもストーリー性を持たせている凝り様。フルアルバムとしては2枚目となる本作は、彼ら自身がサントラを担当したフランスのアニメ「長靴を履いた猫」を更に独自に展開した(なんかややこしいね)架空のサントラという設定。アメリカとフランスの、ボーダレスなレトロ感をサウンドに表現したシアトリカルなアルバムです。
[http://www.amazon.co.jp/Lost-Scenes-Pussn-Boots-Moriarty/dp/B001SSUPMQ/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=music&qid=1283617764&sr=8-1]
http://www.myspace.com/moriartylands
4. Trojan Dub Box Set / Various Artists

70’sルーツレゲエのダブ・サウンドを50曲!収めたBOXセット第一弾。レアな音源を多数収録したこのBOXが、なな、なんと1200円で購入可能という驚きの現実。TROJANさん、太っ腹ですね。Vol.2もあるのですが、これと合わせて100曲が3000円以内で買えてしまうんですよ~!この100曲、オリジナルのレコードで集めるのはほぼ不可能だと思うので、ルーツ&ダブがお好きな方には、はっきり言ってかなりオススメです。勿論、初心者の方にもね。(iTunesで購入可能)
[http://www.amazon.co.jp/gp/offer-listing/B00006BXIF/ref=dp_olp_new?ie=UTF8&condition=new]
5. The Wildest! / Louis Prima & His New Orleans Gang

1940年代~60年代に絶大な人気を誇ったイタリア系アメリカ人シンガー、ルイ・プリマの1957年リリース作にボーナス曲5曲を追加したもの。大名曲「Just A Gigolo」や、CMで話題となった「Jump,Jive,an'Wail」などを含むビッグバンド・スウィングの傑作アルバムが、廉価盤となって、なんと1000円で買えてしまいました。アナログ盤は持ってるんだけど、この値段ならCDで持っていたい一枚です。とにかく陽気でカッコいい!
[http://www.hmv.co.jp/product/detail/622655]
http://www.youtube.com/watch?v=CodmlmxpZeQ&feature=related
6. トーキョー アブストラクト スケーター ep / ホテルニュートーキョー

3月にリキッドルームで開催した、私のお店のアニバーサリーイベントでも熱いライヴを見せてくれた、今谷忠弘を軸としたセッションユニット:ホテニュー、最新作です。最近バンドスタイルも確立し、イベントに引っ張りだこの人気っぷりとなっているらしい彼ら。8曲入りミニアルバムという形の今作は、昨年リリースされた「2009 spring / summer」の延長線上にある、ストリート性と密室性を兼ね備えた上質のオルタネイティヴ・グルーヴを展開しております。是非、ライヴも体験して欲しい、注目のグループです。
[http://www.amazon.co.jp/トーキョー-アブストラクト-スケーター-ep-ホテルニュートーキョー/dp/B003M6W49E]
http://www.hotelnewtokyo.com/index.html
7. Calypso / Philippe Lavil

2007年リリース。カリブ海マルチニーク島出身で、パリに渡ってから1970年頃トロピカル系フレンチ・ポップスのアイドル歌手として成功するも、日本では殆ど知られていないと思います。そしてこのアルバム。このジャケを見てピンと来る人は、かなりの音楽通か年配の方でしょうか。そう、往年のハリウッドスター、ロバート・ミッチャム1957年の名作「Calypso is like so. . .」のパクリ!というか、内容からして相当の思い入れによるオマージュなのでしょう。程良く力の抜けた歌声に、意外な?本格的オールドタイミーなカリビアンサウンドが心地良いナイス・アルバムです。
[http://www.amazon.co.jp/Calypso-Philippe-Lavil/dp/B000Q6ZV6G]
8. ひつじさんとわたし / 沖 祐市

2009年リリース。東京スカパラダイスオーケストラのキーボード奏者、沖祐市のソロ・ピアノのみの作品です。スカパラやSembelloのアグレッシブな印象とは対極にある「静」のサウンドで、タイトルからも想像出来るように、これは子守唄をテーマにしたアルバム。宣伝文句に「エリック・サティやフランスのGONZALESなんかを彷彿とさせる」とあるように、美しく優しいピアノ曲を聞くことができます。和みますよ~。
[http://www.amazon.co.jp/ひつじさんとわたし-沖祐市/dp/B001JI4724]

Tatsuro Fukuda 福田達朗 [kong tong]
六本木WAVEを始めとするレコード店バイヤーを15年勤めた後、2003年より三宿にて飲食業をスタート。
最近DJ業も再始動。ジャンルを問わず、常に自分の心地よさを求めてのセレクションながら、一部の音楽通には好評を得る。
http://mintos1.com/fukuda/blog/
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