Tatsuro Fukuda Select 05
今回で5回目となります。相変わらず独断のセレクトで恐縮ですが、
今の私の琴線に触れたアルバムを紹介させていただいております。秋から冬の夜長に、
少しでも皆様のお耳の供になれば幸いでございます~。

1. Just A Gigolo / Sir Ali's Girls
当時、フランスのRADIO NOVAでジャズとラテンのプログラムのDJを
していたサー・アリを中心として、小さなクラブなどでラテン~スウィングを
演奏していた仲間が、1989年にリリースした唯一のアルバム。最近復刻されていた
ので取り上げてみました。アルバムタイトルのJust A Gigoloや、Stormy Weather、
La Vie En Roseといったスタンダード・カヴァーで構成されたこのアルバムは、
サー・アリのダミ声トーキング・ヴォーカルと女性3人の美声ヴォーカルを
フューチャーし、マンボ~チャチャ~スウィングといった軽快で愉しい演奏を
聴かせてくれます。
(Amazon)

2. A La Panxa Del Bou / La Troba Kung-Fú
Manu
Chaoと共に、現在のバルセロナを代表するミクスチャー・ユニット、
ラ・トロバ・カンフーの4年振り~セカンドアルバムで最新作。アコーディオンと
ヴォーカルを担当する中心人物ジョアン・ガリーガは前身バンドのDusminguet
(ドゥスミンゲト)時代からのカリスマ性をそのままに、フラメンコ~
カリブの
エッセンスをヒップ・ホップ~ブルース~クンビアといったグルーヴで
味付けしたサウンドで、切れ味鋭いヴォーカルを聴かせてくれています。
今のバ
ルセロナを象徴する旬のサウンドです。
[http://www.latrobakungfu.net/mosaic.html]
*iTunesでも購入可能です。

3. Stepping Tiger / Jackie Mittoo
60年代からスカタライツのオルガン奏者として活動を始め、数々の名作を
残してきたジャッキー・ミットゥー[1948-1990]が1979年に
制作した最高に
レアなアルバム『ステッピン・タイガー』驚愕のCD化です!リリース当時も、
マイナーレーベル故かジャケットすら存在しなかった幻の一枚。
しかしその
内容は素晴らしいの一言。メロディアスかつ浮遊感のあるオルガンサウンドに
ルーツなリディム、そこに過激なまでのダブ・エフェクトが絡みつくと
いう
堪らない展開。近年のレゲエ復刻の中でも最重要作と言えるでしょう。
[http://www.hmv.co.jp/product/detail/3883406]

4. Puente In Percussion / Tito Puente
1956年作、ラテンパーカッションのゴッドファーザー=ティト・プエンテが、
自身のパーカッションとベースのみで紡ぎ出した、ラテン・サウンド
の傑作
アルバムです。ある意味、演奏者として絶頂期であった時代の壮絶とも言える
テクニックと感性は、聴く者の琴線に触れること間違いなし!
そのヴィ
ヴィッドなサウンドの虜になる方も多いはず。
残念ながらCDは既に入手困難になっているようですが、ビートフリークの
方には是非とも聴いていただきたい一枚です。
[http://www.amazon.com/Puente-Percussion-Tito/dp/B0000506TS]
*iTunesでも購入可能です。

5. New Age Steppers / New Age Steppers
先日10月20日に48歳で夭折してしまったアリ・アップ(当時The
Slits)が
中心となって結成された、ある意味夢のユニット。このアルバムは、1980年に
エードリアン・シャーウッドのON-U
Recordsの第一弾としてリリースされた衝撃の
アルバムでした。ビム・シャーマンやマーク・スチュアート、ネネ・チェリーといった
魅力的なメンツから
なる、ダークでアヴァンギャルドなレゲエ・ダブ・ユニットの
サウンドは、30年たった今でも十分刺激的。
[http://www.amazon.co.jp/NEW-AGE-STEPPERS-解説・ボーナストラック付き国内盤-紙ジャケット仕様/dp/B0000AKIF3]
*iTunesでも購入可能です。

6. Silver Pony / Cassandra Wilson
カサンドラ・ウィルソン、Blue Note通算9枚目のアルバムにして最新作は、
ライヴテイクを中心としたアルバムながら、彼女曰く「このメンバーでの演奏を
是が非でも記録に残したかった」と言わしめた意欲作。個人的に彼女の声が大好きで、
まさに「Blue」な声。正直現在のモダンジャズにはあまり...なのですが、彼女の声の
魅力には抗えないのです。
[http://www.amazon.co.jp/Silver-Pony-Cassandra-Wilson/dp/B00389JFW4]
*iTunesでも購入可能です。

7.Troubled Feet / The Zen Hussies
UKはブリストル発の大所帯バンド、ザ・ゼン・ハッシーズの最新作。
どことなくあのポーグスを彷彿とさせるこのバンド、スペイン産の
ミクスチャー
バンドに劣らないストリートから這いでて来たバイタリティを持ち、
洒落ていて野暮ったい?独特のスウィング&ジャイヴ感と、Ska~2Toneの
躍動感を兼ね備えたご機嫌なパーティ・サウンドを展開してます。
DJでのヘビロテ決定の一枚です。
[http://www.amazon.co.jp/Troubled-Feet-ザ・ゼン・ハッシーズ/dp/B0041CMIY4/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1289470646&sr=8-1]
*iTunesでも購入可能です。

8. Performance / O.S.T. Various Artists
実はこの映画自体は未見なのですが、サントラは昔からレコードで持っていまして、
ラウンジのDJなどでよく使っていました。1970年リリース、
ジェームス・フォックス、
ミック・ジャガーやアニタ・パレンバーグが出演する英国映画のサントラです。
個人的な白眉はミック・ジャガーの"Memo
From
Turner"で、ファンキーでタイトな
ドラムブレイクとスライドギターが最高にクールな曲。他にも、
ライ・クーダーやランディ・ニューマン、メリィ・ク
レイトンなどが収録され、
アルバムとしても聞き応えのある一枚となっております。
[http://www.amazon.co.jp/Performance-1970-Film-Jack-Nitzsche/dp/B000002LN5/ref=sr_1_3?ie=UTF8&qid=1289471958&sr=8-3]

Tatsuro Fukuda 福田達朗 [kong tong]
六本木WAVEを始めとするレコード店バイヤーを15年勤めた後、2003年より三宿にて飲食業をスタート。
最近DJ業も再始動。ジャンルを問わず、常に自分の心地よさを求めてのセレクションながら、一部の音楽通には好評を得る。
http://mintos1.com/fukuda/blog/
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