Tatsuro Fukuda Select 03
6月はお休みしてしまいましたが、今月もまたワタクシが世間の流れを度外視し、
新旧織り交ぜた独断のセレクトをお届けします。
Title / Artist
1. Le Swing De L'escargot / Paname Dandies
2007年リリース(国内盤は2010年)。1930年代のジャズ~ジャイヴを彷彿とさせる、
パリ発信~スウィンギンな「パナム・ダンディーズ」 以前に紹介したSlim Gaillardにも
影響を受けたというご機嫌なサウンドを産み出す5人組。フランスで絶大な人気を誇る
「サンセヴェリーノ」とも交流があり、いわゆるマヌーシュ・ジャズ(ジプシー・ジャズ)
といわれているこのサウンドに、パリジャンらしいウィットに富んだ歌詞を
乗せてメンバーそれぞれが軽快に歌い上げる。パリで買い物に興じる日本娘たちを
揶揄したナンバーもあります。できれば対訳の付いた日本盤を是非。
Le Swing De L'Escargot
[http://www.hmv.co.jp/product/detail/3818709]
http://www.youtube.com/watch?v=bGysSgWkxRs
2. Traveling Alone / Various Artists

2010年6月リリース。私の友人でもあるSilent Poetsの下田君が、井出靖氏のレーベル[Grand Gallery]の
音源の中から『一人旅』をテーマにセレクトしアルバム。ダビーでメランコリックでメロディアスな、
常にビジュアルイメージを意識している下田君らしい選曲。好きです。
[http://grandgallery.jp/catalog/grgat0004/]
3. miimo 3 / miimo

2010年7月リリース。こちらもまた私の友人、レピッシュのベーシストでもあるtatsuが
参加する「miimo」の3rdアルバム。ベース、ドラム、スティールパン/エレクトロ・スティールパンで
構成されるエレクトロ[ポスト・ダブ]ユニットです。初期からのクワイエットなサウンドから、
今回はフロアも意識したアップテンポナンバーも。このユニット、ライヴは別物に素晴らしいのです。
まさに静と動。ちなみに初ライヴはうちの店でした(2007)。
[http://www.miimo.jp/miimo/]
4. Dois em Pessoa / Renato Motha E Patricia Lobato

2004年リリース。ブラジルの男女デュオの1作目です。これまでに5枚のアルバムを
リリースしていますが、このアルバムは別格ですね。「サンバ・サイド』「カンソン・サイド』
の2枚組からなる大作で、ポルトガルを代表する詩人「フェルナンド・ペソア」の詩に曲を
つけたもの。両サイド素晴らしいのですが、個人的には「カンソン・サイド」がお気に入り。
二人の儚げでシルクのような歌声が染み入ります。
[http://www.amazon.co.jp/Dois-Em-Pessoa-Renato-Motha/dp/B0002IVQVM]
http://www.myspace.com/renatomothaepatricialobato
5. In the Studio / Kodama And The Dub Station Band
2005年リリース。こだま和文が、1999年11月「RIDDIM誌創刊200号記念イベントat 新宿リキッドルーム」
のためだけに結成したバンドの、これはリハーサルを収録したものです。このアルバム、なんと、
こだま氏のトランペット用マイク一本でモノラル録音(それもカセットで!)されたモノなのだけれど、
そのノイズ~歪み、選曲~演奏が、未だかつてない日本のロッカーズ・サウンドを産み出しました。
ある意味、最高のダブ・アルバム。
[http://www.amazon.co.jp/STUDIO-KODAMA-DUB-STATION-BAND/dp/B0009I8WMQ]
6. Curdled - Music From The Miramax Motion Picture / Various Artists
1996年リリース。映画「フェティシュ(邦題)」のサントラです。タランティーノが制作に関わったとして
注目されたユニークなサスペンス映画なのですが、主役の女の子が南米出身の設定(たぶんコロンビア)で、
使われている曲もクンビアを中心とした軽快なラテン・サウンド。映画も好きでしたが、
このサントラもお気に入りで、DJでもよく使ってます。
[http://www.amazon.co.jp/Curdled-Music-Miramax-Motion-Picture/dp/B000000OVW]
7. That Skinny Motherfucker With The High Voice? / Dump

2001年リリース。アメリカのベテラン・オルタナバンド「Yo La Tengo(ヨ・ラ・テンゴ)」
のベーシスト、ジェームス・マクニューのソロ・プロジェクトであるDumpが制作したプリンスの
カバー・アルバム。ところが、どうやら無許可で作ってしまったらしく(タイトルもどうかと思うけどw)、
殿下に訴えられてしまい、回収処分。幻のアルバムとなってしまった、いわくつきの一枚。
しかし、内容は素晴らしのです。特に「POP LIFE」が白眉。日本ではプレミアが付いてしまって
お高くなっていますが、海外ではお手頃で購入可能です。
[http://www.amazon.co.jp/That-Skinny-Motherfucker-High-Voice/dp/B00005ARDY]
8. Cherlokalate / Jane Weaver

2007年リリース。90年代前半から活動している英国の女性シンガーソングライターです。
これは彼女の3rdアルバム。どこかノスタルジックな雰囲気と繊細なサウンドが心地良いのです。
そしてまた声がいい。エディ・ブリッケルに似てるかなぁ。お店で流していてもよく問い合わせの
あるアルバムです。
[http://www.amazon.co.jp/Cherlokalate-Jane-Weaver/dp/B000N0WYME/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=music&qid=1278162980&sr=1-1]
Tatsuro Fukuda 福田達朗 [kong tong]
六本木WAVEを始めとするレコード店バイヤーを15年勤めた後、2003年より三宿にて飲食業をスタート。
最近DJ業も再始動。ジャンルを問わず、常に自分の心地よさを求めてのセレクションながら、一部の音楽通には好評を得る。
http://mintos1.com/fukuda/blog/
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