Fukuda Tatsuro Select 02
福田達朗 [kong tong] Fukuda Tatsuro Selection
福田達朗 [kong tong]
六本木WAVEを始めとするレコード店バイヤーを15年勤めた後、2003年より三宿にて飲食業をスター
ト。
最近DJ業も再始動。ジャンルを問わず、常に自分の心地よさを求めてのセレクションながら、一部の音楽通には好評を得る。
Title / Artists
1. Map Of What Is Effortless / Telefon Tel Aviv

先月に引き続きCDの紹介をさせていただきます。新旧を問わず、あまり一般誌では
紹介されていないような、でも、個人的には外せない1枚と言える作品を、あくまで
主観的にご紹介していきたいと思います。このアルバムは、おそらくこの10年で一番聴いた1枚。
アメリカ~ニューオーリンズ出身の2人組エレクトロ・ユニット「テレフォン・テル・アビブ」
2004年リリースの2ndです。ファーストも素晴らしかったのですが、このアルバムは、
透明感のある女性ヴォーカルをフューチャーし、ドラマティックな展開とカタルシスを感じる、
重厚かつメロディアスなサウンドが魅力。昨年3枚目をリリースするも、メンバーの
Charles Cooperが急逝してしまった。R.I.P.
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Map of What Is Effortless
2. Wild Dub - Dread Meets Punk Rocker / Various Artists

2003年リリース。1980年前後にUKで巻き起こった、レゲエとパンクの融合を記録。翌年に
続編もリリースされたが、やはりこちらが本命。The Clash、The Slits、P.I.L、Pop Group、Generation X、
Killing Joke といったパンク~ニューウェーヴ時代を象徴するアーティスト達の、ダブへのアプローチを
堪能できる一枚。勢いのある演奏に、大胆なダブ処理がパンクです。現在、ネットではプレミアが付いて
割高になっちゃってるみたいですが、マメに中古盤屋をチェックすればお安くゲットできるかもです。
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Wild Dub: Dread Meets Punk Rocker
3. My Life In The Bush Of Ghosts / Brian Eno & David Byrne
1983年リリース。David Byrneがトーキング・ヘッズ全盛期にBrian Enoと組んで
レコーディングした、エレクトロ・ビーツを主体とするダンサブルなサウンドに、
アフリカ~アラブといったエスニックなエッセンスを取り込んだ革新的=傑作アルバム。
近年聴かれるようになった、エスニックと欧米ダンスミュージックのミクスチャー・サウンドの
根源となる作品で、数多くのサウンドメイカーに影響を与えた1枚です。最近リマスターされ、
未収録曲を追加した再発が出ています。
4. Beto Villares / Beto Villares

2003年リリース。ブラジルの名プロデューサーにして、初のソロアルバムとなった本作は、
カエターノ・ヴェローソやセルソ・フォンセカを思わせる柔らかく深い歌声と、センスの良いエレクトロ・ビーツに
ボサノバやブラジルの伝統音楽をのせてしっとりと紡ぐ名作です。どうやら写真にも造詣のある人らしく、
ジャケ写も本人によるもの。いい写真ですね。
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Beto Villares
5. Siberie m' etait contee / Manu Chao
2005年リリース。元マノ・ネグラという前置きよりも、スペイン~バルセロナ音楽シーンを代表する
アーティストであるマヌ・チャオの、現在のところスタジオ録音としては最新作。パリへのオマージュを
捧げた絵本とコラボした書き下ろし作品で、全132ページの絵本と23曲入りCDをパッケージしてリリース
されたものですが、それは既に廃盤とのこと(ただし廉価版がリリースされているみたい
[http://www.hmv.co.jp/product/detail/1677452])。
しか~し、マヌ・チャオは太っ腹!
自身のホームページにて無料ダウンロードできるのです
http://www.manuchao.net/manuchao/siberie-m-etait-conteee___/index.php?p=124
もちろんフルアルバム=全曲!
6. The Many Moods Of Samia Farah / Samia Farah

2009年リリース。チュニジア系フランス人女性アーティスト~サミア・ファラー、
99年のデビュー作以来10年振りの2ndアルバム。実は、ここでそのデビュー作である
「Samia Farah」[http://www.amazon.co.jp/Samia-Farah/dp/B00004S7DB]を紹介しようと
思ってたんですが(こちらも傑作!)、いつの間にか昨年2ndがリリースされちゃってたことを発見!
そのままAmazonでポチっと購入~。1stに引き続き奇才エイドリアン・シャーウッドを招き、
Soul~Jazz~Dubのエッセンスをちりばめながら、気怠いサミアのヴォーカルにマッチした緩やかな
レゲエのリズムが、時に深く、時に心地よく流れます。
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The Many Moods of Samia Farah
My Space
http://www.myspace.com/samiafarah
7. Slim Gaillard Rides Again / Slim Gaillard
オリジナル録音は1959年。30年代から活躍し、Jazz~Jamp & Jive~Latinなどなど、
多彩な音楽性と娯楽性を発揮してヒット曲を連発。暫く表舞台からは遠ざかる時代もありましたが、
1991年に他界する前の晩年は再評価されていました。このアルバムは、おそらく音楽的にも
最盛期にあった時代の音源をまとめたもので、ニワトリの鳴き真似だけで作った「Chicken Rhythm」や、
片言の日本語を意味不明に使った「Sukiyaki Cha Cha」といったユニークなものが耳に楽しい。
しかし、けっして色物では収まらない高い音楽性が伺える名演ぞろいでもあります。
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*iTuneでも購入可能です。
8. Eastern Sounds / Yusef Lateef
オリジナルリリースは1960年。ユセフ・ラティーフは1920年生まれの
テナーサックス~フルート~オーボエ奏者のジャズ・ミュージシャンで現在90歳。
まだご存命です。このアルバムは「Love Theme From Spartcus」収録ということで人気のアルバム。
いまさらここで取り上げなくても感はあるのですが、あえて。あのコルトレーンにも影響を与えたという、
東洋思想(ここではイスラムのことでしょうね)に恭順しているユセフならではのアプローチで、
哀愁~カタルシスといったボクの大好きなキーワードがハマる名作です。
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Tatsuro Fukuda 福田達朗 [kong tong]
六本木WAVEを始めとするレコード店バイヤーを15年勤めた後、2003年より三宿にて飲食業をスタート。
最近DJ業も再始動。ジャンルを問わず、常に自分の心地よさを求めてのセレクションながら、一部の音楽通には好評を得る。
http://mintos1.com/fukuda/blog/

福田達朗 [kong tong]
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